白熱のマンチェスター・ダービーはシティに軍配

イングランドプレミアリーグの今シーズンの前半戦最大の注目カードだったマンチェスター・ダービー。お互いに一歩も譲らぬ緊迫した試合を制したのはシティでした。

今シーズン最大級のマッチアップ。

イングランドプレミアリーグの巨人どうしが激突したマンチェスター・ダービー。両クラブとも一歩も譲らない好ゲームになりました。

運が悪かったユナイテッド。スキを逃さなかったシティ

小雪が舞う寒空の下で行われたプレミアリーグ16節、マンチェスター・ダービーは序盤から緊迫した空気がオールドトラフォードを包みます。

圧倒的にボールを支配するシティと、ある程度構えて守りカウンターを狙うユナイテッドという対称的な戦術をとった両クラブ。試合が動いたのは前半終了間際でした。

43分、右からのコーナーキックを得たシティ。サネが蹴ったボールはユナイテッドのルカクに当たりゴール前にこぼれます。それにいち早く反応し、ボールをゴールへ押し込んだのはシルバでした。

このまま前半終了かと思われたロスタイム。ロホがハーフライン付近から蹴ったロングボールをシティのオタメンディが落下点を見誤り、ヘディングに失敗、流れてきたボールを処理しようとしたデルフもそれに失敗し、ファーで待っていたラッシュフォードにボールが渡ります。

エデルソンとの1vs1を落ち着いて制したイングランド人FWが同点弾を沈め、1-1としてハーフタイムに入りました。

両チームとも1つづつ交代枠を使い後半に入った試合は、またもやアンラッキーな形でスコアが動きます。

左サイドのペナルティエリア角から5mほど離れた付近でフリーキックを得たシティ。シルバが蹴ったボールをクリアしたルカクでしたが、そのボールが味方選手に当たってしまい、こぼれたボールをシティのオタメンディが叩き込み勝ち越しに成功しました。

ビハインドを追ったユナイテッドでしたが、ボールを支配され、相手ペナルティエリアにもなかなか侵入できない苦しい状況。

イブラヒモビッチやマタを投入し、攻勢を強めたものの得点するには至らず試合終了。シティが逃げ切り勝利をつかみました。

プレミアリーグの優勝争いは早くも終了?

優勝を争う強敵にアウェイで勝利を収めたシティはこれでリーグ戦14連勝。誰もその勢いを止めることができません。

この勝利により2位につけるユナイテッドとの勝ち点差は11に。現地イングランドでは早くも優勝争いは終了した、との見方が強いです。このまま無敗優勝することはさすがに考えづらいですが、シティが今後11ポイント落としたとしても、2位のユナイテッドはそれまで全勝で行かなければならないわけですから、現実的には厳しいでしょう。

こうなると、どのクラブがシティの無敗を止めるのか、気になるところはその一点になるかもしれません。この勢いはどこまで続くのでしょうか。

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