マンCに自身の哲学を植え付けたペップ「イングランドでも我々のサッカーはできる」

就任2年目で、マンCを躍進させるグアルディオラ監督 photo/Getty Images

10日にプレミアリーグ第16節が行われ、2位のマンチェスター・ユナイテッドが首位のマンチェスター・シティをホームへ迎え入れた。

首位攻防戦となったマンチェスターダービーは、43分にCKからダビド・シルバがゴールネットを揺らし、マンCが先制に成功する。そして、直後の前半アディショナルタイムにマーカス・ラッシュフォードにゴールを許し、同点でハーフタイムを迎えるが、後半開始直後の54分にニコラス・オタメンディが勝ち越しゴールを決めた。その後、ホームのマンUが何度か決定機を迎えるが、最後までリードを守りきったマンCが2-1で勝利。2位マンUとの勝ち点差を「11」まで広げ、マンCがプレミアリーグの首位を独走している。

試合後、マンチェスターダービーを制したマンCのジョゼップ・グアルディオラ監督がインタビューに応じ、「アメイジング! 素晴らしいパフォーマンスだった」とコメント。クラブの公式サイトなどが伝えている。

そして「我々はオールドトラッフォードでも自分たちのプレイを貫き、我慢強く巧みに戦った。我々のプレイに満足しているよ。勝ったり、負けたり、引き分けたりしても、どのようにプレイしたかが重要だからね」と絶賛。その上で「我々はセットプレイにおいて世界最高のチームではないが、今日はセットプレイで2つのゴールを奪うことができた。素晴らしい」と話している。

さらに「サッカーは予測不可能だ。ハーフタイムには後悔するなと話したよ。(同点に追いつかれたことで)我々はショックを受けていたが、それが我々を強くした。そして、状況にうまく対応することができたんだ」と述べつつ「イングランドでも我々のようなサッカーができると証明している。人々はスペインだからこそできるというが、我々は勇気を持つことで、このようなサッカーが可能であることを見せつけた。私は昨季の時点でわかっていたし、できると信じていた。誰にだって好きなプレイをすることは可能なんだ」と語った。

グアルディオラが自身のサッカー哲学をチームに植え付け、就任2年目の今季は15勝1分でまんCは開幕戦からの無敗をキープしている。彼らを止めるクラブは現れるのだろうか。この勢いで、プレミア王者への階段を一気に駆け上がってしまうかもしれない。

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