サッカー選手の中には、背番号にこだわりを持つ選手も少なくない。
「背番号○○といえば」というこのシリーズでは、毎回ある特定のナンバーを指定し、その番号を長く背負ったことですっかりイメージのついた選手や、その番号に特に縁のある選手を編集部Sの独断で5人選ぶ。
今回取り上げるのは、大谷翔平がエンゼルスでつけることになる「17」。
なお、選出は現役の選手を対象とする。
1. 長谷部 誠(フランクフルト)
日本代表の「17」と言えば、もちろん長谷部誠だ。
デビュー当時からこの背番号を着用しており、これまで2度のワールドカップと2度のアジアカップを経験している。
しかし、クラブチームでは17番に特別な縁があるわけでなく、2003年から2007年にかけて浦和レッズでつけたのみ。それ以外のチームでは13番や15番、20番を選んでいる。
なお、プロデビュー当時のナンバーは32番。
2. ジェローム・ボアテング(バイエルン)
名門バイエルンで「17」を長く背負うのがジェローム・ボアテング。2011年、マルク・ファン・ボメルから受け継ぎ、今年で7シーズン目になる。
ボアテングはハンブルガーSVやマンチェスター・シティでもこの背番号をつけているが、プロデビューを飾ったヘルタ・ベルリンだけは例外。ヘルタでは41という大きなナンバーを選んでいる。
3. ホアキン・サンチェス(ベティス)
ボアテング同様、所属したほとんどのチームで「17」をつけた経験を持つホアキン・サンチェス。
2000年代前半にベティスで背負うと、その後はバレンシアとフィオレンティーナでも選択。2015年から再びベティスに復帰したが、昨シーズンから背番号を「7」から17番に戻した。
なお、ホアキンは同じチームで背番号をよく変えるが、それでも選ぶのは7番が多い。
4. マレク・ハムシーク(ナポリ)
ナポリで11シーズンを過ごし、近年における躍進の立役者であるマレク・ハムシーク。ディエゴ・マラドーナが持つナポリの最多得点記録にまであと「1」と迫っている。
加入当初からこの背番号をつけ続け、スロバキア代表でも自身のナンバーとなっている。
ちなみに、ナポリ加入前のブレッシャでは14番と17番をつけている。
5. マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
かつてダヴィド・トレゼゲが背負ったユヴェントスの17番。現在はマリオ・マンジュキッチがつけている。
マンジュキッチはその名を欧州中に知らしめたディナモ・ザグレブ時代に17番を背負っていたが、その後はヴォルフスブルクで18番を、バイエルンとアトレティコ・マドリーで9番を選択。
「17」によほど愛着があるのか、代表チームでもお馴染みのナンバーとなっている。