干し大根たくあん血圧降下作用期待 県と宮大など研究

 宮崎市田野町などで生産される干し大根のたくあんに、血圧を下げる効果が期待できることが、県と宮崎大などの共同研究で明らかになった。本県の冬の風物詩になっているやぐらでの天日干しの過程で、血圧降下作用のある成分が増えるという。塩分によって血圧を高めると考えられてきた干し大根たくあんの機能性が確かめられれば、農家の高齢化などで生産量が減少している県産干し大根のイメージ向上にもつながりそうだ。

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