油井管、ラインパイプなどエネルギー向けの世界的鋼管メーカー企業群であるテナリスグループは先週、南米エクアドルのマチャチにある油井管のねじ切り工場の操業を2年ぶりに再開すると発表した。国内のエネルギー開発需要の回復によるもの。
テナリスは昨年11月、カナダ国内でオンタリオ州にある継目無(シームレス)鋼管ミルのアルゴマチューブスの生産を再開。今年7月には同じカナダのカルガリーにある油井管(OCTG)、ラインパイプ用溶接管工場プルデンシャルの操業を再開するなど、世界各地のエネルギー開発需要回復に合わせて既存生産・加工拠点を再稼働させている。今月中には、米テキサス州マタゴダル郡ベイシティの継目無鋼管ミルも本稼働する予定だ。