真冬の夜空に明るい光を放つ「ふたご座流星群」が、13日夜から14日未明にかけてと14日夜に見ごろを迎える。月の軌道の周期で夜空に月が昇らないため月明かりがほとんどなく、晴天に恵まれれば好条件で観賞できるという。
同流星群は8月のペルセウス座などとともに三大流星群の一つに数えられ、毎年この時期に見られる。
観賞スポットは高層の建物が少ない場所のほか、東の方角に浮かぶ「三つ星」で知られるオリオン座周辺の冬の星座が見渡せるベランダや庭からでも見える。ふたご座の放射点から流星が飛び出してくるように見えるという。
平塚市博物館(同市浅間町)学芸員でプラネタリウムの解説に携わる塚田健さんは「晴れていれば、横浜などの市街地でも1時間に10個前後は見られる」と話す。
同博物館は2回目の見ごろを迎える14日午後7時から、「流星観望会」を開く。参加無料。問い合わせは同博物館電話0463(33)5111。