エア・ウォーター宇都宮工場、新プラントが営業運転開始

 エア・ウォーター(会長・豊田昌洋氏)は5日、宇都宮工場(栃木県宇都宮市)に建設を進めていたVSUA(高効率小型液化酸素・窒素・アルゴン製造装置)が完成し、1日より営業運転を開始した、と発表した。

 同工場は1995年に稼働を開始し酸素ガス・窒素ガス・アルゴンガス供給を拡大するとともに、北関東地区を中心とした東日本地域にタンクローリー供給する液化酸素・液化窒素・液化アルゴンを製造。稼働から22年が経過し、同社は老朽化対策や、生産性向上と省エネルギー化を推進するため最新鋭プラントにリプレースした。

 新プラントは同社が全国で設置を進めているVSU(高効率小型液化酸素・窒素製造装置)シリーズの15号機となる。エア・ウォーターは今後、供給能力の強化だけでなく、タンクローリー供給による産業・医療用ガスの災害に強い安定供給ネットワークを強化する考えだ。

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