お茶で菌を退治 「うがい用茶」を贈り風邪などの予防呼び掛け 長崎県佐世保市

 風邪やインフルエンザが流行する時季を迎え、佐世保市世知原町の製茶工場主でつくる「世知原茶振興会」(前田秀樹代表)は8日、日野幼稚園(日野町)に粉末にした茶をティーバッグに詰めた「うがい用茶」を贈り予防を呼び掛けた。

 茶の成分の一つ「カテキン」の殺菌効果で予防してもらおうと2002年から毎年贈っている。市内の保育園、幼稚園など106施設に粉茶106キロ分、約3万300袋を配る。

 前田代表ら8人が訪れ、茶の作り方や効能を説明。園児は早速お茶でうがいをした。年長の川添來花ちゃん(6)は「お茶はばい菌をやっつけてくれることが分かりました」と話した。

世知原茶でうがいをする園児=佐世保市、日野幼稚園

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