40代バツイチ子なしでも再婚できる人、できない人

女性の再婚はすでに市民権を得ていて、婚歴があるかどうか自体は、それほど問題ではなくなってきていると言えます。

40代バツイチ子なしの再婚を阻む2つのこととは?

今や2分に1組が離婚をする時代。女性の再婚はすでに市民権を得ていて、婚歴があるかどうか自体は、それほど問題ではなくなってきていると言えます。「子どもがいるかどうか」はひとつの争点になるのですが、子どもがいない場合は、比較的、再婚がスムーズに進むケースが多いのです。

では、「バツイチ子なし」の再婚の場合、いったいどんなことが問題になるのでしょうか。とくに40代である程度、前夫との結婚生活を経験したであろう40代のバツイチ子なし女性に気を付けてほしい、2つのポイントをお伝えします。

1.「主婦感覚」は、結婚するまでは表に出さない

主婦感覚とは言い方を変えると、「所帯染みているかどうか」ということです。

長い間、結婚生活を送ってきた女性は、多くが長い主婦生活を経てからの再婚となるので、どうしても「主婦感覚」が身についており、独身男性から見ると「所帯じみている」という印象になってしまうことがあります。再婚をするためには、これを払拭しないといけません。

主婦感覚が最も発揮されるのは、「家計のやりくり」です。

たとえば、たまごが10円安いからといって遠くまで買い物に行くのは、主婦にとっては重要なことかもしれませんが、男性から見るとそう思えないことも多いのです。「まるで、お母さんみたいだな……」と思ってしまうと、恋愛感情を持ちにくい、と言うとわかりやすいかもしれません。

「やりくり上手」という言葉もある通り、家計のことを思って節約や倹約などをしてくれるのは、再婚後の生活に役立つのですが、結婚歴のない独身男性は「引いてしまう」要素にもなるのです。

もちろん、節約する女性が所帯染みている、というわけではありませんし、その心がけを否定するわけでもありません。でも、世の独身男性が求めるのは、自分と同じような「独身の気ままさ」も共有できる人だというのも事実なのです。

実際、家庭を持って生活を育もうとすると、将来を見据えての貯蓄は必要なことだと考える人も多いはずです。しかし、独身にとってはまだ実感がわかず、違和感を感じてしまうのかもしれません。

お相手の年齢が若ければ若いほど、将来や老後のことはピンとこない可能性も高くなります。そのために大切なのが、「理解力」と「おおらかさ」です。

相手にとって、まだ将来のことを考えるには早いのであれば、相手に言わずに、あなた自身はコツコツと節約し、貯金を続ければいいのです。年月がたち、将来のお金のことを真剣に考えるようになったとき、相手もお金の価値を理解してくれるはずです。それまでは、大きな気持ちで受け止めてあげればいいのです。そうして、うまく相手との距離を縮めていくしかありません。

2.前夫と比較して、相手のあら探しをしてしまう

もうひとつ、バツイチ子なし再婚でなかなか再婚できない女性は、以前の経験から「今度はこういうことのない人と結婚をしよう」と思い過ぎて、相手を厳しい目でチェックし過ぎてしまう場合があります。そうなると、お眼鏡にかなう方がなかなか現れないということになってしまうのです。

バツイチ子なし女性は、主に以下の理由で離婚をしています。

●性格の不一致

●金銭的価値観の違い(浪費)

●生活費をくれない

●浮気

●精神的な暴力、モラハラ

●夫の親との確執

●すれ違い生活

●性的な件

●子供を望むか望まないか価値観の相違

女性の場合、少しでも前夫に近しい点があると、「嫌なものは嫌!」という拒否反応が強くなってしまう人が多いのですが、今度の相手は、前夫とはまったくの別人だと考えましょう。もっとおおらかな気持ちで、相手のことを理解して受け止めることが大切です。逆に、相手からすれば自分も同じように見えている可能性も否定できません。再婚かどうかにかかわらず、「完璧な人」はいません。あら探しをするのではなくて、その人のいいところ探しをしていただきたいと思います。

(文:佐竹 悦子)

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