フクロウでハトよけ 海老名駅倣って ふん被害対策

 厚木市は今月から、ハトよけのフクロウの置物を市営中町二丁目自転車駐輪場(同市中町2丁目)に設置した。集まってくるハトのふん被害に悩まされていたところ、近隣の小田急線海老名駅構内でフクロウの置物を設置する対策が講じられたことを知り、試してみることになった。

 市交通安全課によると、置物は高さ30センチほどの樹脂製。侵入してきたハトを追い払うため、フクロウの“にらみ”が施設内部に向くよう、施設3階フェンス付近に置かれている。

 フクロウが「不苦労」「福老」と縁起物とされていることにあやかり、利用者の交通安全への願いも込められている。

 施設は市営で唯一の建物型駐輪場で、「場内に飛来したハトが通路部分などに落としたふんの被害に長らく困っていた」(同課)という。効果の検証はこれからだが、担当者は「現在のところ(ふん被害の減少の)効果はまずまずのよう。期待したい」と語った。

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