民進県連、代表選見送りへ

 民進党県連が今月25日に実施予定の代表選を見送る方向で調整していることが14日、関係者への取材で分かった。党本部で新党移行を含む改革案の論議が本格化していることを踏まえ、「党自体が揺れて不確定要素が多い中、少し様子を見るべき」と判断した。近く常任幹事会を開き、正式に決める。

 同党は13日の常任幹事会で、低迷が続く党の再生策として、▽新党への移行▽党名を変更▽現状維持で党運営を改革−を含む改革案を了承。国会対応では、立憲民主党や希望の党との統一会派を目指す考えも示した。地方の意見も交えて党内論議を進め、年内にも結論を出すとしている。

 関係者によると、党が方針を決めるのは25日とみられ、一部の地方議員からは「解党が決まるかもしれない日に、県連が新代表を選ぶなんておかしい」といった声が上がっていた。県連代表を巡っては、先の衆院選前に相次いで2人が辞任し、牧山弘恵氏(参院神奈川選挙区)が代表代行を務めている。

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