12月に買いの「赤アイテム」はこれ!旬の着こなし方

アウターにダークトーンが多くなって、着姿が無愛想になる時期だから、普段着にも赤を取り入れて、装いを華やがせてみては。

普段着コーデの救世主、「赤アイテム」で冬ルックに華やぎ

年末が近づくと、街に「赤」が増えてきます。クリスマスの飾り付けやポインセチアの花、さらに「SALE」の文字も胸をときめかせます。

アウターにダークトーンが多くなって、着姿が無愛想になる時期でもあるから、普段着にも赤を取り入れて、装いを華やがせてみては。あでやかさや女っぽさも印象づけやすい赤はこの秋冬のトレンドカラーでもあります。着こなしに赤を賢く迎え入れて、気持ちを上げていきましょう。

赤ニット

着こなしにこなれ感と華やかさが加わる「赤ニット」(c)Rie Miyata

ダークカラーが主役になる冬ルックに、赤のニットを取り入れるだけで、着こなしにこなれ感と華やかさが加わります。タートルネックを選べばフェイス周りも明るく映ります。

オフタートルのざっくりした赤ニットはのどかなムードが出るから特に重宝しそう。コンパクトな黒革アウターとスキニーな黒パンツでシャープに引き締めて。内側に着込んだ白シャツをはさんで組み立てた「赤白黒」のトリコロール(3色)レイヤードは冬コーデを明るく見せるコーデの参考になります。

赤ふんわりボトムス

大人ロマンティックなムードに仕上がる「赤ふんわりスカート」(c)Rie Miyata

赤のボトムスは冬の装いを一気につやめかせてくれます。黒系が増えて重たく見えがちな冬ルックですが、目立つ位置で赤をまとうと、「黒×赤」のコントラストが活きてパンチの効いた着映えに仕上がります。

空気をはらんで揺らめく、ロング丈のフレアスカートなら大人ロマンティックなムードに。黒主体のコーディネートでも、最もドラマティックなコンビネーションと言える「黒×赤」は文句なしのおしゃれ感を漂わせます。

たっぷりしたワイドパンツでも同じような効果が得られます。ブーツも黒を選んで、黒アウターと黒ブーツで赤をサンドイッチすると、全体がシックにまとまります。

赤コート

「赤コート」でグッドガール風のフレッシュなムードに(c)Rie Miyata

冬の着こなしではコートの存在感が大きくなります。しょっちゅう買い替えるわけにはいかないだけに、コートは無難なダークカラーを選びがち。赤のコートは一見、難しそうに見えて、実はいろいろな手持ちアイテムと合わせやすいのです。

こちらのように白セーターとブルージーンズの上から赤コートを羽織れば、育ちのよい「グッドガール」風の雰囲気に整えられます。

ダークカラーのコートでは退屈な見え具合にまとまってしまいそうですが、コートを赤にスイッチするだけで、フレッシュなムードに。セーターの縁取りやストラップシューズも赤でそろえて、着姿を弾ませました。

「買い」の3アイテム、それぞれのメリット

・赤ニットは顔周りも明るくに演出・赤ボトムスは優美な動きをプラス・赤コートは上品で若々しい表情

女性的なイメージの強さもあって、普段着に取り入れるには難しいかもと感じている人も少なくありません。でも、ここでご紹介したように、1点だけ取り入れて、やりすぎを避けるシンプルなスタイリングを意識すれば、簡単にうまく仕上がります。

ダークカラーが多くなる冬の普段着コーデの救世主になってくれるから、赤アイテムを味方に迎えて、おしゃれを楽しんでみてくださいね。

(文:宮田 理江)

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