映画「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」 同志として対等の夫婦へ

「あるべき男女の力学を考えるきっかけになれば」と語る女優のジェシカ・チャステイン (松本健吾撮影)

 ジェシカ・チャステイン(40)が新作「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」(15日から全国順次公開、ニキ・カーロ監督)で新たな強い女性像を提示している。ナチス・ドイツ占領下のポーランド。動物園園長の夫と協力し、迫害に苦しむユダヤ人を園内にかくまい、300人以上の命を救った実話が描かれている。チャステインが伝えたかったのは「男女は対等」との問題提起だった。

 本作は原作ノンフィクションを映画化。近年はCIAエージェントなど強いヒロインを熱演してきたチャステインだが、本作の脚本を読み、自分で演じたいとの思いを強めたという。

 「剣を持たず、フェミニンな力-つまり、愛と思いやりを武器に戦った点が面白かった。役作りでは硬軟織り交ぜて女性らしさ全開でアプローチしました」と振り返る。

命がけでユダヤ人をかくまったアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)

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