海ほたるで17日イベント アクアライン開通20年

 川崎市と千葉県木更津市を結ぶ高速道路「東京湾アクアライン」(総延長15・1キロ)が18日に開通20周年を迎える。「地域振興などに貢献し20年間愛された感謝を込めて」とNEXCO東日本関東支社(さいたま市)と東京湾横断道路会社(東京都品川区)は17日に海ほたるパーキングエリアで記念イベントを行う。

 同支社によると、開通前は約90分かかった川崎、木更津間の移動時間が開通で約30分に短縮され、木更津市の人口が増加に転じるなど地域に貢献。1997年12月の開通以来、計1億8千万台、6億2400万人が利用(9月末現在)。来年3月までには2億台に達すると見込んでいる。

 自動料金収受システム(ETC)利用の料金割引などが奏功し、昨年度は1日平均4万5585台と開通当初の4・6倍に増えている。都心への通勤や千葉県側のアウトレットなどへの高速バスの利便性も評価され、路線バスも1日494便と約4倍に増えた。

 記念イベント(午前10時〜午後5時)では、セレモニーが午前11時からで、先着100人にケーキを振る舞う。同日からスタンプ5種類を重ね押しすると1枚の記念はがきが完成するスタンプラリーも開催。人気キャラクター「海ほたるくん」「海ほたるちゃん」などのグリーティングも行われる。来年1月21日まで、アクアブリッジと海ほたるをアクアブルーに染めるライトアップも行われている。

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