『Gazzetta dello Sport』は15日、ジャンルイージ・ドンナルンマの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏の声明を掲載した。
今夏退団の噂が流れたものの、最終的にはミランとの契約を延長することを決めたドンナルンマ。
しかし先日メディアでは「ライオラ代理人は、精神的な圧力の下で結ばされたものだとして契約の無効を訴えている」と報じられた。
その結果、ミランのスタジアムでは「寄生虫」「出て行け」などのバナーがドンナルンマに向けて掲げられることになった。
それを受けて、ミランのスポーツディレクターを務めているマッシミリアーノ・ミラベリがライオラ代理人を批判。「腐っている」と激しい言葉をぶつけた。
だが、ライオラ代理人はすぐに反論の声明を発表。「本当の問題」を隠すためにミランが起こしたものだと指摘した。
ミーノ・ライオラ 「ミラベリは私との間に個人的な問題があり、ジャンルイージ・ドンナルンマを使って攻撃してくる。
私はメディアで嵐を起こしたり、それでドンナルンマに影響を及ぼしたりはしない。適切な形で、適切な時に、ミラベリには返答する。
ドンナルンマは何もやっていない。何も間違っていない。金を巡る戦争のために彼を使うのは、正しくないよ。
ミランの問題はドンナルンマ、ドンナルンマの兄だけではないことは明らかである。
不思議なことに、ミラベリはスタジアムに掲げられたバナーに対してコメントしていない。
ミランはアントニオ・ドンナルンマ(兄)と契約しなければならなかった。ミラベリが技術的な選択をしたからだ。彼はその判断を守るべきだ」
ミーノ・ライオラ 「この夏ドンナルンマは、経済的に魅力があり、プロフェッショナルなオファーを受けた。それを思い出してくれ。拒否する選手などいないようなものだった。
しかし、ドンナルンマとその家族は拒否した。心の声を聞いてだ。私はその選択を尊重したのだ。
私が関心を抱いているのは、ドンナルンマが静かにベストを作ることだ。それはミランのスポーツディレクターにとっても最優先課題であるべきだ。
もしそうでないならば、それが誰であれ、ミランのオーナーが最優先課題とすべきものだ」
「この論争はミラベリが起こしている。ミランの『本当の問題』から目を逸らすためにだ。
彼の技術的な計画からね。私はミランと対立していない。事実、私はミランのことを気にしているし、成功を祈っている。
このクラブのトップチームに4名の顧客がいることを思い出して欲しい。私の関心は、クライアントが重要な結果を残すことだ。
それは、イタリアサッカーにとっても重要なことだ。再びミランが国の主人公に、世界の主人公になることは。
今ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がやってきた。私は彼のことを気に入っているし、尊重している。幸運を祈っている。
たくさんのウソと不合理な話を読まされた。コメントするのも、拒否するのもバカバカしい。契約の話を公に言ったことはないし、今後もしない。
私はマルコ・ファッソーネ(ミランCEO)との対話ができる。先日も会った。
もし問題があったら、私はファッソーネに直接言って解決策を考えるよ。
ジャンルイージ・ドンナルンマ、アントニオ・ドンナルンマのことだけではない。他の選手についても同じだ」