ときどき、なんだか妙にオバちゃんぽい人と可愛らしい人が同じ年齢だと聞かされて、「えーっ! 見えな~い!」って驚くこと、ありませんか? これって、もともとの顔の造作の差ではないんですよね。さらに、持っている雰囲気だけでもないとすると、どこにあると思いますか?
……実は、オバちゃんぽい人とエイジレス美人の差は、「歩き方」にあったんです!
脱・オバさん化を目指すなら「モテ・ウォーキング」!
ほとんどの人は、普段、自分がどんなふうに歩いているのかを見たことがないものです。でも、人の歩き方って意外と印象深く残っていると思いませんか?
たとえば、「あの人は、つんのめるようにしてセカセカ歩く」とか「あの人は“すり足”で歩くから、足音を聞いただけで近づいてくるのがわかる」というように、気づいていないのは自分だけで、周りはみんなわかっているものだったりするんです。
ファッションやメイクを今どき風にしても、歩き方がもっさりしていてはオバちゃん化はまぬがれません!……というわけで、今回はエイジレス美人を目指す女子たちに大人気の「モテ・ウォーキング」のイベントに潜入です。歩き方ひとつ変えるだけでモテるようになるという「モテ・ウォーキング」の極意とは、これいかに?
「オバさんぽい人」の3つの特徴とは?
そもそも、オバちゃんぽい人は、歩き方に3つの特徴があります。
「歩幅が小さい」「背中が丸い」「スローペース」
……というのがそれ。だって、想像してみてください。長ネギが刺さったスーパーの袋を下げて、のそのそと背中を丸めて小幅で歩く女がひとり……。ハッキリ言って、紛れもなく疲れた中年女のイメージではないですか!
これでは「非モテ」もいいところ。しかし、ひとたびモテ・ウォーキングをマスターすれば、長ネギだってオシャレアイテムに見えるくらい(!)、颯爽と素敵感たっぷり漂うエイジレス美人になれる、というわけなんです。
モテ・ウォーキングを教えてくれるのが、オスカー所属モデルとして数々の雑誌やショーで活躍、現在はモデルスクール「フリージェニック」も主催している船津未帆さんとくれば、説得力も満点! 「美しい歩き方をすれば、ビックリするほど“美人の雰囲気”を表現することができますよ」と優しく微笑む船津先生に、早速、手取り足取り教わってしまいましょう!
出会いを逃す「ピヨピヨ歩き」に注意!
モテ・ウォーキングの基本は正しい姿勢から! というわけで、まずは今すぐできる簡単な方法で自分の姿勢をチェックしましょう。壁に背を向けて、頭、肩、カカトをピッタリとつけて立ってください。このとき、腰の後ろの部分にどのくらいスペースが空いていますか? 実はこのときに空いたスペースの大きさによって、美しい姿勢か否かを診断できるんです。
「理想は、手の平1枚分。このくらいのスペースが空いていれば、美しい姿勢といわれています」とは船津先生。ちなみに私はコブシ1個、まるっとタテに入ってしまっていたので「うーん、これは“ソリ腰”ですね」と残念な判定が。ソリ腰だと、お尻を突き出して歩いて見える「ピヨピヨ歩き」になってしまうとか。……恐怖・ピヨピヨ歩き! 大人の恋愛からは、ほど遠い感じです!
「L字ウォーク」でモデル体験!
「足首を使って、カカトから一歩を踏み出すように歩きます」「歩幅の基本は肩幅。意外と大きいでしょう?」「地面についていないときは、ヒザを伸ばしているとキレイです」などなど、「へっ、そんなところまで?」と思うような細部にまで丁寧に指導が入ります。
アドバイスをひとつ受けるたびに、お腹とお尻にも力が入っていくため、身体がキュキュっと引き締まるようです。ダイエット効果もあるんじゃないかしら……。モデルさんも練習するという「L字ウォーク」では、腕を真上と前に大きく伸ばして歩きます。こうすることで背筋は二方向にピンと引っ張られるような感覚で、美しいモテ・ウォーキングが身につきます。
「前から来る女性の歩き方の美しさにホレボレして、『待ち合わせの相手がこの人だったらいいな』と思った」という男性の声も実際にあるように、やっぱり歩き方とか姿勢って大事です。清潔感や頭脳の明晰さまでが、歩き方にじみ出てしまうものなのでしょうね。
スナップ撮影時は「モデル立ち」が基本!
写真を撮るときにもひと工夫するのがモテ女子のテクです。いわゆる“モデル立ち”をすれば3割方は痩せてみえること確実だからです。ポイントは、下半身は横を向くようにグイっと大胆にひねってから、上半身だけ正面に戻すこと。プロに教わってみると、意外とひねる角度が大きいために苦しいわけなのですが、そこは辛抱しながら笑顔をつくるのがモテ道というもの! 要は胴体の幅をいかに細く見せられるか、なんですねー。
モデル立ちは、写真撮影時だけでなく、人との待ち合わせのときにも活用できます。たとえば、よくありがちな待ち合わせのときのNGな姿勢は、どちらかの足に体重をどっかりかけてボッテリたたずんでしまうというもの。これって、相手からは「会うことをワクワクしながら待っている図」には見えないかも……。見られることを意識しながらキレイに立っていると、遠くから姿を発見したときにちょっと嬉しくなるのが人の心理でしょう。
「モテ座り」はナナメ足で決まり!
今回は特別に、座ったときに足長に見えるプロの足さばきまで伝授してもらいました!「ヒザを揃えて、なるべく遠くのほうへナナメに流す」というところまでは知っている人も多いと思いますが、プロのコツはその先にあったんですねー。
外側の足を、甲のあたりからさらに外側へクイっと向けるんです。「たった数センチですけれど、これだけでも足が長く見えるんですよ」と説明する船津先生の足は、たしかにタラバ蟹かと思うほど長い、長い!「そんな大変なことまでしたくない」とか「面倒だからやらない」とネガティブに考えてしまいそうなほど小さな努力かもしれないけれど、その前にまずは一度試してみるのはぜんぜん損なことではないかも。
「こう見えても、私もいろいろとがんばってます(笑)」という、船津先生のコメントも心に刺さります。だって、プロのモデルさんですらキレイになるための地道な努力を重ねているのだとしたら、私たちが何もしないで美しくなれるわけないもんなー、と。
キレイになるために何かを始めれば、恋愛だけでなく自分のためにきっといいことがあるはず! そんなふうに思えるモテ・ウォーキングのイベントでした。
【今回 参加したイベント】
Rush ラブライフバランス研究所
「モテ・ウォーキング 美しく歩く7つの秘訣」
参加費:4000~5000円(約2時間)