【シネマプレビュー】 女の一生

「女の一生」の1場面

 1819年、フランス・ノルマンディー。17歳になった男爵家の一人娘、ジャンヌ(ジュディット・シュムラ)は親の勧めで美男子の子爵、ジュリアン(スワン・アルロー)と結婚した。幸せな日々もつかの間、ジュリアンの浮気が相次いで発覚し…。

 過酷な状況に置かれた人間の奮闘ぶりをリアルかつ詩情豊かに描いてきたフランスのステファヌ・ブリゼ監督がモーパッサンの同名小説を映画化した。手持ちカメラで撮影したり、あえて時系列を無視した構成に仕立てることで、ジャンヌの不安定な心理を高める工夫は、斬新で興味深い。

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