情報セキュリティーコンテスト サイバー攻撃や犯罪防げ

 情報セキュリティーの重要性を知ってもらおうと、高校生を対象としたコンテストが16日、横浜市神奈川区の情報科学専門学校で行われた。県内の高校生43人が参加し、県立弥栄高校の内山一秀さん(16)がグランプリに輝いた。同専門学校主催、神奈川新聞社共催、県、県教育委員会などの後援。

 昨年に続き2回目。誰もがサイバー攻撃や犯罪に巻き込まれる可能性がある時代となり、初心者にも関心を持ってほしいと事前に3回のセミナーを開くなど裾野の拡大を図った。

 コンテストでは、インターネットショッピングの商品料金を改ざんされたり、ネットに接続している防犯カメラに外部から侵入されたりする弱点を見つけ、それらを防御するなどの問題を制限時間内に解き、得点を競った。

 ゲームが好きで小学6年からプログラミングの勉強を始めた内山さんは、中学3年の時にセキュリティーにも関心を持ち始めたという。「将来は、警察や自衛隊のセキュリティーの部署で、サイバー空間を守る仕事がしたい」と話した。◇ グランプリ以外の入賞者は次の通り。(敬称略) ▽準グランプリ=坂本康太朗(県立横浜翠嵐高)、花谷光(横浜市立南高)▽特別賞=加藤志門(県立横浜翠嵐高)

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