三井金属、神岡工場を神鋼鉱業に統合 事業効率の向上、最適化

 三井金属鉱業は19日に開いた取締役会で、同社の機能材料事業本部触媒事業部が有する製造部神岡工場(岐阜県飛騨市、以下、神岡工場)を吸収分割により、同社の完全子会社である神鋼鉱業に承継することを決めた、と発表した。

 神岡工場は、排ガス浄化触媒の製造を手掛ける同社触媒事業における唯一の国内生産拠点。同工場を、同じ神岡地区に拠点を置く神岡鉱業へ統合する。事業一体となった運営により神岡地区の経営資源を有効活用し、事業効率の向上、最適化を目指す。

 2018年4月1日付での承継となる予定。なお、同社と同社完全子会社との間で行う簡易吸収分割のため、連結業績に与える影響は軽微としている。

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