「目が不自由」 児童15人体感 くらやみチャレンジ! 

 暗闇でゲームなどに挑戦する「くらやみチャレンジ!」が17日、佐世保市宮地町の市立図書館であり、小学生15人が“見えない世界”を体感した。

 障害への理解を深めようと初めて企画。県視覚障害者情報センター佐世保が協力した。センター利用者が「くらやみの達人」として子どもをサポート。▽手触りだけでペットボトルやカップ麺などを当てるゲーム▽クリスマスカード作り▽新聞紙を使った帽子作り-を体験。臆せず走り回る子や、恐怖で泣きだしてしまう子など反応はさまざま。市立潮見小4年の中島舞帆さん(10)は「何も見えないのは本当に大変だと見方が変わった。目の不自由な人を見たら声を掛けて手伝いたい」と話した。

 盲導犬や音声で日付や時間を知らせる時計、色を判別する機器の紹介もあった。

音声で日付や時間を知らせる時計を紹介する視覚障害者=佐世保市立図書館

© 株式会社長崎新聞社