「マネーボール」がイングランドに!

映画「マネーボール」で有名になったビリー・ビーン氏が所属するグループがイングランドのクラブを買収。

イングランド2部に相当するチャンピオンシップに所属するバーンズリーを、中国系アメリカ人のチェン・リー氏が代表を務める企業が買収。プレミアリーグ昇格を虎視眈々と狙っています。その方法は、MLBのオークランド・アスレチックスを手本にするかもしれません。

「マネーボール」がイングランドに来る

選手たちの本当の能力を、綿密に調べ上げたスタッツから分析し、適材適所で獲得することで強豪へと進化を遂げたオークランド・アスレチックス。そうした方針を獲った張本人であるゼネラルマネージャーの、ビリー・ビーン氏(写真左)をモデルに制作された映画「マネーボール」。ブラッド・ピットが同氏役を務め日本でもヒットので、覚えている方も多いはず。

今回バーンズリーを買収したグループには、ビリー・ビーン氏も所属しており、同氏は以前からフットボールへ感心を寄せていると、公に発言していました。

現在20位に低迷するバーンズリーのオーナーを務めていた、パトリック・クリン氏は9月に自身が末期ガンを患っていると公表していたので、クラブの売買はその影響も大いにあったでしょう。

リー氏が代表を務めるグループは、昨年ニースの買収にも成功しており、同氏はリーグアンのクラブのディレクターも務めています。ニースは今シーズン初めてチャンピオンズリーグ予選に出場。ナポリに敗れ惜しくも本戦出場を逃しましたが、オーナーが変わり、早くも結果を出しました。

サウス・ヨークシャーのクラブもニースに続いて結果を出せるでしょうか。そしてビリー・ビーン氏がかかわる場合、同氏はフットボール界でもその能力を発揮できるでしょうか。大いに楽しみです。

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