デリケートゾーンのニオイは、女性ならば気になってしまうのではないでしょうか。ここでは、特に生理中のデリケートゾーンのニオイについて対策方法をお話します。
デリケートゾーンのニオイの原因は?
デリケートゾーンに限らずですが、体臭の原因は、汗などの分泌物と細菌が混ざり合うことによって独特の臭いを発生させることにあります。
拭きやすい場所であれば、その都度汗をぬぐうことができるのですが、デリケートゾーンでは難しく、場所の性質上、他の部位に比べて、どうしても細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
理想は、トイレに行った際に、ウォッシュレットで洗浄して清潔を保つことです。それが難しい場合は、帰宅してからシャワーでさっとデリケートゾーンを洗い流すようにしてください。それだけでも不快感がだいぶなくなり、ニオイも発生しにくくなります。
また、できるだけこまめにトイレに行くようにして、長時間「密室状態」を作らないように工夫するのもひとつです。
生理中は特にニオイが発生しやすい
特に生理中は注意が必要です。経血がずっと分泌され続けて、湿った生理用ナプキンが蒸れた際、ニオイ発生の温床になってしまう場合もあります。
ナプキンは、必ずこまめに交換するようにし、自分の経血量に合ったものを選ぶようにしましょう。少量の出血しかないのに、「夜用ナプキン」ばかりを使用していると、通気性が悪くなってしまいます。
Iラインのお手入れ、ちゃんとしてますか?
アンダーヘアの、いわゆる「Iライン」のお手入れによってでも、ニオイ対策をすることができます。みなさんは、気にしてお手入れをされているでしょうか?
近年流行中の「Iライン脱毛」も、ニオイ対策の方法としては有効です。ニオイの原因となる尿や分泌物がアンダーヘアに付着するのを防ぐことで清潔を保ちやすいですし、脱毛することで通気性がよくなり、ニオイがこもりにくくなるからです。
さきほど、ウォッシュレットや帰宅後のシャワーで清潔を保つという話をしましたが、脱毛しているほうが、より簡単にすみずみまで洗浄できるのも利点です。
ただし、自分で剃毛する場合は、きちんとケアしてあげることが重要。特に粘膜の部分は皮膚が薄くて敏感なので、かぶれたり痒くなったりしてしまいがちです。カミソリ負けしやすい肌の人は、専用のクリームなどでケアするといいいでしょう。サロンで脱毛する場合は、施術前後の注意を必ず守るようにしましょう。
お風呂でのデリケートゾーンケアも念入りに
デリケートゾーンは、お風呂でも念入りに洗ってあげることが大切です。ボディソープを手に取り、指で少し開くようにして、爪を立てないように優しく洗ってあげるのがポイント。
スポンジやタオルなどでごしごししてしまうと、粘膜や肌を傷めてしまうので要注意。生理中は、経血や分泌液の洗い残しがないように特に念入りに洗いましょう。急いでいるときなどは、簡単に陰部にシャワーを当てて軽く洗浄するだけでも、ニオイのもとはかなり除去されます。シャワーの後は、できれば下着も履き替えてあげるとGOOD。
服装にもひと工夫を!
服装でもニオイ対策ができます。たとえば、しめつけの強いガードルや着圧タイプのパンスト、ピタっとしたスキニーパンツは、通気性が悪く、蒸れてニオイがこもりやすくなります。
おしゃれを楽しむことも大切ですが、ニオイが発生しやすい生理中は、できるだけ通気性のよい服装を心がけてみてください。どうしても着なければいけない場合は、こまめにトイレに行くなどして、デリケートゾーンが長時間「閉めきった高温多湿環境」にならないように注意してあげてください。
いかがでしょうか。ちょっとした工夫で、デリケートゾーンのニオイはかなり軽減されます。ニオイ以外にも、デリケートゾーンのケアを怠っていると、蒸れてかゆみなどの原因にもなってしまうので、ひと工夫して、快適に過ごしてくださいね。