デ・ブライネ、ネイマールよりアシストを決める男 ”27得点中10点”を演出するSBをメディアも絶賛

アウグスブルクで大暴れのマックス photo/Getty Images

近年は超攻撃的なサイドバックも増えているが、今季ブンデスリーガで驚くほどのペースでアシストを量産している選手がいる。17試合に出場して10アシストを決めているアウグスブルクDFフィリップ・マックスだ。マックスは左のサイドバックを務める選手だが、10アシストはアタッカーが記録するような数字だ。

米『ESPN』はマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ、パリ・サンジェルマンFWネイマールよりもアシスト数が多いレフトバックと取り上げており、現在は多くのビッグクラブが目をつけている。アシスト数といえば昨季ライプツィヒのMFエミル・フォルスベリが19アシストを記録したことが話題を呼んだが、同メディアはレフトバックのマックスがそれを上回る数字を記録するかもしれないと注目している。

アウグスブルクは今季チームで27得点を記録しているが、そのうち10点がマックスの演出したものということになる。常にボールを支配する攻撃的なフットボールを展開している強豪クラブの選手ならまだしも、アウグスブルクは中堅クラブだ。そこでこれだけアシストを記録しているのは見事だ。さらに同メディアはマックスがケルン、フランクフルト、ドルトムント、ホッフェンハイム、ブレーメン、ヴォルフスブルク、マインツ、ヘルタ・ベルリン、シャルケ、フライブルクと異なる10チームを相手にアシストを記録していることを称えており、決して固め打ちをしているわけではない。継続性も抜群だ。

すでにマンチェスター・シティがベンジャミン・メンディの代役、あるいはバックアッパー候補としてマックスに注目していると言われているが、同メディアはプレミアリーグの強豪クラブ全てが欲しいはずと主張。マンチェスター・ユナイテッドも左サイドバックとして固定されている選手は存在せず、それはリヴァプールも同じだ。チェルシーもマルコス・アロンソの代役は存在せず、ウイングバックとして攻撃的な役割をマックスに任せることは可能なはず。

今季はアタッカー以外からアシストキングが生まれるレアなケースが生まれるかもしれないが、マックスはどこまで数字を伸ばしてくるのか。世界がその攻撃参加に注目している。

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