新東名、一部1月開通 海老名南−厚木南

 新東名高速道路の海老名南ジャンクション(JCT)−厚木南インターチェンジ(IC)間の約2キロが2018年1月28日、開通する。全線開通は20年度の予定で、県内で新東名が開通するのは初めて。県央地区の自治体は産業集積や地域開発の進展、周辺道路の混雑緩和などに期待を高めている。

 新東名は、海老名南JCT−愛知県の豊田東JCT間の約253キロを結ぶ計画で、既に静岡県の御殿場JCT−豊田東JCT間の200キロが開通している。今回の開通で、全線の80%が完成することになる。

 残る区間は厚木南ICから御殿場JCT間の52キロ。中日本高速道路は「神奈川県内の一部区間で埋蔵文化財の調査範囲が拡大するなどしているが、20年度の全線開通を目指し事業を進めていく」と説明した。

 厚木市の小林常良市長は「新たなまちづくりのチャンス。都市基盤整備と企業誘致を進め、将来を見据えたまちづくりを着実に進めたい」と強調。海老名市の内野優市長は「市の発展には企業誘致が重要と考えており、広域道路のネットワーク構築は不可欠。今後も早期完成を望む」とコメントした。

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