冬といったら、鍋パーティー。
日本全国のアンテナショップが並ぶ銀座なら、各地の食材が手に入る。
いつもとひと味違う、ご当地鍋パーティーで盛りあがる準備を。
広島『レモン鍋』
広島の新定番?レモンと麹のハーモニー!
「レモン鍋」は、広島特産の「広島レモン」と塩麹をかけあわせた出汁で食べるヘルシーな鍋。レモンのさわやかな酸味と塩麹の旨味がたっぷりで、脂っこい具材や野菜など、どんな食材でもさっぱりと食べられる。すこし物足りないときは、広島限定のかき醤油ぽん酢を合わせてどうぞ。
福井『越前みそ鍋』
唐辛子がきいた味噌の出汁で、ぶ厚いおあげを味わう
すり味噌をはじめ、唐辛子・にんにく・地からしと、福井の名産品をふんだんに使った鍋のおともにおすすめなのは、同じく福井名産のおあげ。木綿豆腐を揚げた3cmほどのおあげを、こってりした味噌の出汁で煮込んで食べれば体の奥からぽかぽかに。隠し味に、ゆずが香るピリ辛の唐辛子「柑なんば」を入れても。
山形『いも煮』
だししょうゆでつくるいも煮は、カレーでシメる
里芋に加え、牛肉や長ネギなどゴロッとした食材を大きな鍋で煮る、いも煮。県民ご用達の「味マルジュウ」を使って煮れば、ほんのり甘めの山形ならではの味わいに。シメは、余った出汁にカレールウを入れて、カレーにするのが県内でトレンドだそう! 最後まで山形の味を味わい尽くそう。
岩手『ひっつみ鍋とむぎかっけ』
ワンタン風の「ひっつみ」と、ツルッとした「かっけ」
ひっつみ鍋は、小麦粉をこねてちぎってつくった「ひっつみ」をしょうゆベースの出汁で煮る鍋料理。食感はワンタンに近く、ごぼうやしいたけ、鶏もも肉などを入れて具だくさんで食べるのがおすすめ。かっけとは、昆布出汁でゆで、にんにく味噌をつけて食べる鍋料理のこと。地元では、そばをつかった「そばかっけ」も人気だそう!
福岡『水炊き』
クリアな出汁に潜む、かしわの濃厚な味わい
水炊きは、鶏をまるごと煮こんだ出汁で食べるシンプルな鍋。「博多かしわ水炊き」は60年以上続く伝統の鍋つゆで、透明な出汁にコク深い鶏(かしわ)の成分が凝縮されていて、鍋はもちろん、煮物やおでんの出汁にしてもおいしい。液体になったゆず胡椒「ゆずすこ」を少しつけて食べると、また違った味わいに。
高知『宗田節のちゃんこ鍋』
かつおと地鶏が香り立つ、旨味凝縮のガラスープ
高知といえば、やっぱりカツオ。でも、実は鶏ベースの出汁もおいしい。はちきん地鶏を煮込んだスープに、ソウダガツオの削り節を加えた鍋つゆがおすすめだ。田舎豆腐と呼ばれる、木綿豆腐よりも固めな豆腐も高知ならでは。特産のゆずを使ったぽん酢しょうゆで楽しんだあとのシメは、雑炊にしても、うどんにしても。