橋梁建設協会、鋼橋普及に「橋カード」を作成 カルタ・トランプでも利用可能

 日本橋梁建設協会(橋建協、会長・坂本眞日本ファブテック社長)は、全国47都道府県の代表的な鋼製橋梁の写真や説明文、データを記した橋カード「HY BRIDGE CARD(ハイブリッジカード)」を作成した。絵札と文字札があり、トランプやカルタのどちらでも遊べるハイブリッド(複合型)仕様。小中学生から橋マニアまで幅広い層に、鋼橋の魅力をPRするのが狙いだ。

 絵札にはカルタ用にひらがな47字とトランプ用のマーク4種・1から13までの数字を併記。絵柄には横浜ベイブリッジ(神奈川県)、名港トリトン(愛知県)、明石海峡大橋(兵庫県)など47都道府県の代表的な鋼橋を1本ずつ採用した。このほか錦帯橋(山口県)といった歴史的、建築学的に特徴のある橋4本と、ジョーカー札には世界遺産のアイアンブリッジ(英国)も加えた。

 文字札には各橋の特徴をつづった読み文のほか、建造年や形式、長さ、重量などのデータを記載している。

 3千組を作成。来年1月11日開催の新年交礼会で配布するほか、会員企業に有償で配布する。橋建協は「反響があれば増刷し、一般販売も検討したい」としている。

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