民間交流促進へ協会設立 秦野市友好都市の韓国・坡州

 秦野市の友好都市の韓国・坡州(パジュ)市に市民交流団体「坡州・秦野友好協会」が設立された。現地の商工、農業、教育などの関係者が参加した民間主体の団体で、市民同士の交流促進につなげたい考えだ。

 行政と民間ともに熱心だった秦野側に対し、従来、坡州側は行政が交流の主体だった。そこで民間交流を活発化させようと、今月11日に設立された。会員は47人で、来年春の秦野訪問を目指すという。発足式には秦野側から市民団体「秦野・坡州交流協会」の福森登会長ら6人も駆け付けた。

 坡州市はソウル北方の軍事境界線に面した都市で、2005年に秦野市の友好都市となった。少年サッカーチームや舞踊団など両市民による相互訪問が毎年続いているが、今年は北朝鮮情勢の悪化で、秦野の小学生サッカーチームと中学生による訪問団はそれぞれ中止となった。

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