北、党細胞委員長大会

朝鮮労働党第5回細胞委員長大会が21日、平壌で開幕した。朝鮮中央通信が22日、伝えた。

「党細胞」とは、労働党の最下部にある末端、基層組職である。大会では、「革命発展の要求に追いつかずにいる偏向」「一部の党細胞の活動で現れた欠陥」などが指摘されたことから、末端組織の統制を強化する狙いがあると見られる。

大会には、経済の各部門、単位、武力機関傘下単位で活動する党細胞委員長、部門党委員長、中央と地方の党活動家が参加した。

金正恩党委員長をはじめ党中央委員会政務局のメンバー、中央と道の党責任活動家が登壇した。金正恩氏が開会の辞を述べ、崔龍海(チェ・リョンヘ)氏が報告を行った。

崔氏は、報告で「偉大な金正恩同志を首班とする党中央委員会の周りに一枚岩的に結集して、わが党の強化、発展と社会主義強国建設の最後の勝利を目指して力強く闘っていくことについて強調し、党細胞活動が党の崇高な意図と革命発展の要求に追いつかずにいる偏向について指摘した」という。

大会では討論が行われ、各討論者は、「わが党の人民大衆第一主義を体して大衆との活動を心との活動、感情・情緒との活動に確固と転換させて、人々の心の中にしこっている問題を解決するために努力してきたことについて述べ、討論では、一部の党細胞の活動で現れた欠陥が言及された」と同通信は伝えた。

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