壱岐支局/イキビズが運営開始

 壱岐しごとサポートセンター「IkiーBiz(イキビズ)」が8月22日に運営を開始した。

 センター長は年収1200万円という好待遇で全国から注目が集まり、391人の応募から、都内に飲食店やスポーツジムなどを立ち上げた相模原市出身のベンチャー起業家、森俊介さん(33)に決まった。

 同センターは市内事業者の売り上げアップや創業支援についての無料相談所。新商品の開発やホームページの作成など、さまざまな相談に応じる。運営開始からの相談件数は12月10日時点で324件。3~4週間先まで予約が入っている状況で、市民からの期待も高い。

 相談した事業者から新商品や新サービスの提供が始まっており、イキビズのフェイスブックで一部公開されている。新商品が売り切れているという報告もあり、成果が出ているようだ。

 イキビズは、市内事業者の売り上げアップを通じて島全体の活性化を目指す「究極の島おこし」がテーマとなっている。一事業者の売り上げアップにとどまらない、市外への販路拡大などにつながるような動きに注目したい。

◎主なニュース

 ▼壱岐市議選で16人の新議員が決まる▼2度にわたる記録的大雨で土砂崩れなどの被害が広がる▼壱岐市初の専門学校「こころ医療福祉専門学校壱岐校」に新入生13人▼人気バンドTUBEが壱岐でコンサート▼壱岐テレワークセンター開設▼「反核9の日座り込み」が壱岐で初めて実施▼特定外来生物のツマアカスズメバチが壱岐で確認▼原の辻遺跡で出土した青銅製品が中国遼東系の腕輪と判明

8月に運営を開始した「壱岐しごとサポートセンター」=壱岐市郷ノ浦町

© 株式会社長崎新聞社