50名の伝説…21世紀のクラシコで活躍した選手たち、その2

『Mirror』は、「21世紀のエル・クラシコにおける最高の選手50名」という記事を掲載した。

今季はなんとクリスマスの昼にキックオフされるという異例のエル・クラシコは、世界的な視野で開かれる大イベントとなる。

レアル・マドリーとバルセロナ、スペインの主要地域を代表するクラブ同士の戦いは、何度も名勝負を演出してきた。

その試合を彩った50名の選手とは?前回に続き、今回は24~1位を紹介しよう。

24位:ペペ(レアル・マドリー)

ペペはビッグゲームで激しい態度を見せる選手だった。特にバルセロナを相手にしたときは。ダニ・アウヴェスを蹴り、メッシを踏み、クレには悪魔のように罵られた。ただ、同時に味方にとってはすばらしいDFだった。

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23位:ダビド・ビジャ(バルセロナ)

2010年にバルセロナが5-0で勝利を収めたクラシコ。2得点を決めたのがビジャであった。ジョゼ・モウリーニョにとっての歴史的敗北を味わわせた。

22位:イケル・カシージャス(レアル・マドリー)

この数年間は、伝説的なスペインのGKに対してふさわしい状況ではなかった。しかし彼は10代でレアル・マドリーに加入し、バルサ戦で30試合以上プレーし、奇跡のセーブを何度も見せた。

21位:サミュエル・エトー(バルセロナ&レアル・マドリー)

彼の後釜にズラタン・イブラヒモヴィッチを獲得したバルサは、前線に混乱を内包することになってしまった。かつてレアル・マドリーに所属した彼は、バルセロナで英雄に。

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20位:ジョゼップ・グアルディオラ(バルセロナ)

監督としての功績を含めれば、このリストでトップに立つかもしれない。ベンチでもピッチでも彼は特別な男で、チャビやイニエスタを産んだ系譜を作り上げたといえる。

19位:ルイス・スアレス(バルセロナ)

2014年に加入したときには数ヶ月の出場停止を受けていたが、それ以降は何も問題ない。バルセロナを新たなレベルへと引き上げた。

18位:ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)

レアル・マドリーの歴史の中でも最も優れたMFの一人であり、バルセロナでも問題なくフィットする選手だろう。彼の魔術が違いを生む。

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17位:ルイス・フィーゴ(バルセロナ&レアル・マドリー)

歴史上で最も論争を巻き起こした「禁断の移籍」を行った。しかしそれは彼のクオリティあってこそ。クラシコでは両チームで2ゴールずつを決めている。

16位:リヴァウド(バルセロナ)

このブラジル人のレジェンドは、同胞がバルセロナで活躍する道を切り開いた男だ。最初のクラシコでは5分でゴールを決めてみせた。

15位:ジェラール・ピケ(バルセロナ)

レアル・マドリーのファンが最も嫌う選手といえばピケである。政治的な問題にも口を出し、ライバル関係を極めて大きく強調している。

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14位:フェルナンド・イエロ(レアル・マドリー)

レアル・マドリーの伝説的なDFは、セットプレーに関する能力でゴールにも近づき、バルセロナ相手にも得点を決めてきた。クラシコでは37試合に出場している。

13位:セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)

シャビ・アロンソと同じく、その低い位置で試合をコントロールする才能は、クオリティだけを見れば最高の選手だ。バルセロナのために弦を引き、彼が放った矢を周りが運ぶ。

12位:ロナウジーニョ(バルセロナ)

クラシコの日が近づくたびに、ベルナベウの観客が彼に拍手を送った日のことが伝えられる。2005年に3-0で勝利したバルセロナ、ロナウジーニョの2点目はベルナベウに喝采を巻き起こした。

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11位:ネイマール(バルセロナ)

彼の態度はロナウジーニョと同じように愛されるわけではない。しかし、同じスキルとマジックを、より強いフィジカルと運動能力で提供する。近年では最も一方的になった2015年の4-0でも、重要な役割を果たす。

10位:ダニ・アウヴェス(バルセロナ)

アウヴェスはクラシコで1ゴールを決めた。2012年のコパ・デル・レイである。このリストにいるのはそれが理由ではない。彼は常にレアル・マドリーを恐怖に陥れていた。

9位:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)

バルセロナ戦で5回退場していることを考えれば、高すぎるかもしれない。しかし、バルセロナ戦で4回ゴールを決めていることを考えれば、低すぎるかもしれない。

【次ページ】世界で最も偉大なストライカー

8位:ロナウド(バルセロナ&レアル・マドリー)

サッカーの歴史上最も偉大なストライカーは、クラシコを両チームで経験した選手のひとりでもある。最終的にはレアル・マドリーの選手として記憶されたが、1997年にはバルサを勝利に導いている。

7位:カルレス・プジョル(バルセロナ)

セルヒオ・ラモスよりはクリーンだったが、アグレッシブさでは負けていない。2009年にはベルナベウでゴールを決め、6-2の勝利に貢献した。

6位:アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)

小さなプレーメーカーはこれまで多くのゴールを決めたわけではないが、レアル・マドリー相手に3得点を記録している。

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5位:ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー)

今やレアル・マドリーの監督となり、チャンピオンズリーグ優勝をも成し遂げたジダン。2005年には4-2での勝利に貢献した。もしバルセロナに来ていても活躍を見せたであろう選手だ。

4位:ラウール・ゴンサレス(レアル・マドリー)

伝説的なスペイン代表ストライカーは、クラシコで37試合に出場し15得点を決めた選手だ。それ以上の記録を持つのは3人しかいない。

3位:チャビ・エルナンデス(バルセロナ)

クラシコでは5得点しか決めてはいないが、それ以上にバルセロナの哲学を確固たるものにしたことが大きな貢献だ。クラシコ42試合出場は、マヌエル・サンチスに次ぐ記録。

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2位:クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)

クラシコで累計17ゴール。これはアルフレド・ディ・ステファノに次ぐ3位である。2011~2013年には6試合連続ゴールも記録した。

1位:リオネル・メッシ(バルセロナ)

クラシコだけではなく、サッカーの歴史上でも1番になるだろう。クラシコでは24得点を決めており、レアル・マドリーにとっては悪夢の選手である。

彼のクラシコにおける最高の瞬間は、2011年のチャンピオンズリーグ準決勝だろう。特に2点目は、ドリブルでレアル・マドリーのスターをことごとくあざ笑うようなゴールであった。

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