23日にリーガ・エスパニョーラの第17節が行われ、レアル・マドリードがバルセロナと対戦した。
序盤からレアルがゲームを支配。コバチッチがブスケッツのマンマーク役を担ってバルセロナのビルドアップを封じたほか、[4-4-2]のコンパクトな布陣を敷いて巧みにスペースを消すなど、レアルの組織的な守備が際立つ展開となった。
レアルは主にS・ロベルトの背後のスペースを突き、チャンスを演出。10分にはクロースの左サイドからのパスにロナウドが反応するが、シュートを空振りしてしまい、得点には至らない。
レアルのタイトな守備に苦しめられたバルセロナだが、パウリーニョの2列目からの飛び出しを活かしてチャンスメイク。30分と39分に同選手が敵陣ペナルティエリア内でシュートを放つが、いずれも相手GKナバスのファインセーブに阻まれ、先制点には繋がらなかった。
レアルは42分にマルセロの左サイドからのクロスにベンゼマがヘディングで反応するが、シュートはポストに嫌われて先制点奪取とはならず。両チーム無得点で前半を終える。
後半、レアルの守備の出足が鈍くなった隙を突き、バルセロナがボール支配。そして迎えた54分、ブスケッツからの縦パスを受けたラキティッチがドリブルで前進し、右サイドを駆け上がったS・ロベルトにパス。S・ロベルトのグラウンダーパスに反応したL・スアレスがダイレクトシュートを放ち、待望の先制点を挙げた。
同点ゴールを求めて攻勢を強めたレアルだが、逆にバルセロナのカウンターに晒される。62分には自陣ペナルティエリア内でカルバハルが手を使ってパウリーニョのシュートを防ぎ、一発退場。この反則で得たPKをメッシが落ち着いて決め、バルセロナがリードを2点に広げた。
レアルのジダン監督は72分にベイルとアセンシオを同時投入。そのベイルが右サイドを突破したモドリッチからのパスを受けてシュートを放つが、相手GKテア・シュテーゲンの好セーブに阻まれ、ゴールを奪えない。逆に後半アディショナルタイムには投入された直後のA・ビダルにゴールを奪われ、万事休す。バルセロナが後半におとずれた決定機をものにし、重要な一戦で完勝を収めた。
[メンバー]
レアル・マドリード:ナバス、カルバハル(→退場 62)、ヴァラン、ラモス、マルセロ、カゼミロ(→アセンシオ 72)、モドリッチ、コバチッチ(→ベイル 72)、クロース、ベンゼマ(→ナチョ 65)、ロナウド
バルセロナ:テア・シュテーゲン、S・ロベルト(→A・ビダル 90+1)、ピケ、ヴェルマーレン、アルバ、パウリーニョ(→A・ゴメス 83)、ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタ(→セメド 76)、メッシ、L・スアレス
[スコア]
レアル・マドリード 0-3 バルセロナ
[得点者]
バルセロナ:L・スアレス(54)、メッシ(64)、A・ビダル(90+3)
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