佐久間特殊鋼、スポーツ庁から「スポーツエールカンパニー」に認定 健康経営の取り組み評価

 健康経営の推進を今期方針に掲げ、社員の健康増進に取り組む大手特殊鋼流通、佐久間特殊鋼(本社・名古屋市緑区、社長・佐久間貞介氏)は、スポーツ庁が主催する「スポーツエールカンパニー」に認定された。

 スポーツエールカンパニーは社員が行うスポーツ活動の支援、促進に向けた取り組みを実施する企業を認定、取り組み内容を周知して他企業への横展開を促すもので、平成29年度の認定が初年度。

 同社は「二次予防(病気にならない)から一次予防(不健康にならない)への意識改革」を重点項目に据えている。一次予防の一環として、10月には健康増進イベント「SAKUMAロコモチャレンジ★2017」を開催、全社員の健康状態、運動機能をチェックする機会を設けた。

 また全拠点に放送設備を導入して、就業前ラジオ体操を今年度から順次全社展開するほか、本社営業フロアにエアロバイクなどを備えるプチ健康増進コーナーを設置。疲労回復や気分転換の場として活用している。

 これら3つの取り組みが評価され、認定を受けた。佐久間特殊鋼は認定を機に、健康経営推進に向けて取り組みの幅を広げていきたい方針だ。

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