FIFA最優秀選手賞とバロンドールのダブル受賞を果たしたクリスティアーノ・ロナウド。
両賞とも2年連続であり、通算での受賞は5度目ずつである。当たり前になりつつあるが、冷静に考えるととんでもない快挙である。
そんなロナウドが獲得していないメジャータイトルが、やはりワールドカップだ。
ロナウドはこれまでFIFA最優秀選手賞とバロンドールを5度ずつ獲得した他、CLを4度、EUROを1度制している。リオネル・メッシも主要タイトルと個人賞を総なめにしているが、ワールドカップにだけは縁がない。
とは言えワールドカップ、CL、バロンドールの3大栄誉を全て手にしたレジェンドもいる。
その偉業を成し遂げた8選手とは?
1. ボビー・チャールトン
・ワールドカップ:1966年
・UEFAチャンピオンズリーグ:1968年(1967-68シーズン)
・バロンドール:1966年
2. パオロ・ロッシ
・ワールドカップ:1982年
・UEFAチャンピオンズリーグ:1985年(1984-85シーズン)
・バロンドール:1982年
3. ゲルト・ミュラー
・ワールドカップ:1974年
・UEFAチャンピオンズリーグ:1974、1975、1976年(1973-74、1974-75、1975-76シーズン)
・バロンドール:1970年
4. フランツ・ベッケンバウアー
・ワールドカップ:1974年
・UEFAチャンピオンズリーグ:1974、1975、1976年(1973-74、1974-75、1975-76シーズン)
・バロンドール:1972、1976年
5. ジネディーヌ・ジダン
・ワールドカップ:1998年
・UEFAチャンピオンズリーグ:2002年(2001-02シーズン)
・バロンドール:1998年
6. リヴァウド
・ワールドカップ:2002年
・UEFAチャンピオンズリーグ:2003年(2002-03シーズン)
・バロンドール:1999年
7. ロナウジーニョ
・ワールドカップ:2002年
・UEFAチャンピオンズリーグ:2006年(2005-06シーズン)
・バロンドール:2005年
8. カカ
・ワールドカップ:2002年
・UEFAチャンピオンズリーグ:2007年(2006-07シーズン)
・バロンドール:2007年
錚々たる顔ぶれ!
ミュラー、ベッケンバウアー、ジダンの3選手はEUROを制しており、リヴァウドとロナウジーニョはコパ・アメリカで優勝経験がある。
しかし、オリンピックを加えた5大タイトルを総なめにした選手は未だいない。
また、監督としてはジダンがレアル・マドリーを率いUEFAチャンピオンズリーグ(2016年、2017年)を、ベッケンバウアーが西ドイツ代表を率いワールドカップ(1990年)を制している。