「くまモン」サンタ 箱根でイベント

 箱根ロープウェイ(小田原市城山)と、阿蘇山ロープウェーを運営する九州産交ツーリズム(熊本市)は24日、箱根ロープウェイ大涌谷駅で、クリスマスイベントを開催し、熊本県の観光などをPRした。

 両社の交流は、箱根山、阿蘇山それぞれの噴火警戒レベルの引き上げにより、ロープウエーが運休に追い込まれたことをきっかけに、2015年11月ごろスタート。互いの駅でオリジナルグッズを交換販売するなど、互いに支え合ってきた。

 イベントでは同県南地域の地元野菜・果物のドレッシングやドライフルーツなどを販売したほか、同県のPRキャラクター「くまモン」がサンタクロースの格好で登場。来春、約3年半ぶりに阿蘇山の火口見学が再開されることを見据え、阿蘇市の観光情報などを発信した。箱根ロープウェイの利用客らは手を振ったり、写真を撮影したりして交流を楽しんだ。

 箱根ロープウェイは「互いに助け合い、盛り上げ合っていければ」と話し、九州産交ツーリズムは「箱根は関東有数の観光地。PRする絶好の機会になった」と喜んでいた。

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