放課後等デイの給付費を不正受給 横浜市が事業者処分

 横浜市は25日、放課後等デイサービスで不正請求、不正申請があったとして、障害児通所支援事業者「ウェルクス」(東京都墨田区)に児童福祉法に基づき、新規受け入れ停止3カ月とする指定の一部効力停止処分を行った。

 市こども青少年局によると、同社は戸塚、神奈川、磯子、緑区内の事業所4カ所で、昨年4〜10月にかけて、条例に定められた人員基準を満たしていないのに、減算措置を行わずに給付費を請求するなどして障害児通所給付費378万円を得た。

 市の監査で発覚。一部事業所は指定申請時に、勤務していない人の名前を記載するなどして不正に指定を受けていたという。市は不正請求額の返還を求めている。各事業所利用者への影響はないとしている。

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