年末年始 北は寒さ緩むが、西は冷え込み続く予想

全国的に寒い年の瀬となっているが、冬型の気圧配置は年末にはいったん緩む予想となっている。ただし、次の寒気が流れ込む正月三が日は、西日本を中心に気温が平年より低くなる見通し。今後の気象情報に注意が必要だ。

 きょう26日は北日本を中心に冬型の気圧配置が強まっているが、日本海側の大雪や気温の低い状態は28日(木)頃まで続く見通し。その後は、西から冬型の気圧配置が緩んで、30日(土)頃からは北日本でも気温が上がる予想となっている。一方、西日本は31日(大晦日)に湿った空気の影響で一時的に雨の降る所が多く、東京など関東南部は元日の早い時間に天気が崩れ、気温が低い場合は山沿いを中心に雪が混じる可能性がある。
 
 

元日は西から冬型の気圧配置が強まり、上空の寒気が西回りで流れ込んできそうだ。このため、三が日は西日本の日本海側を中心に雪や雨で、太平洋側でも近畿や東海地方にかけて雲が出やすい見込み。

 西日本の気温の低い状態はこれから年末年始だけでなく、年初の1週間ほど続く予想となっている。農作物や体調管理に十分注意が必要で、山地を中心に積雪や路面の凍結にも注意が必要だ。

 一方、北日本は年明けしばらくは寒さが緩む予想となっている。気温の変動が大きいので、雪の多い地域では、なだれにも注意が必要だ。

© 株式会社ウェザーマップ