北メディア、韓国「生き地獄」

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は25日、署名入りの論評で韓国の文在寅政権が「反共和国『人権』謀略騒動」に執着していると糾弾した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

文政権は20日、国連総会が北朝鮮の人権侵害を非難し改善を求める決議案を無投票で採択したことを歓迎する立場を明らかにした。「反共和国『人権』謀略騒動」とはこうした動きを指すと見られる。

論評は、「『人権』謀略騒動には外部勢力と共謀、結託して共和国の社会主義制度をどうにかしてみようとする凶悪な企図が潜んでいる」と指摘した。

また、文政権は「人権を論じる資格を喪失して久しい」とし、「南朝鮮が世界最悪の人権の不毛の地、人間の生き地獄であることは内外が公認している事実である」と述べた。

その上で、「たわいない妄想にとらわれて反共和国『人権』謀略騒動に狂奔するかいらい一味に与えられるものは民心の呪いと糾弾、歴史と民族の峻厳な裁きだけである」と強調した。

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