長崎県版ナンバープレート 波佐見高2年・中尾さんのデザインに決定

 長崎県版の図柄入り自動車ナンバープレートを決める県民アンケートの結果、県立波佐見高2年の中尾百花さん(17)のデザインが最優秀に選ばれた。県は国に提案し、来年7月ごろ確定する見込み。

 図柄入りナンバープレートは道路運送車両法などの改正に伴い、来年10月ごろから全国で導入する予定。県は長崎、佐世保ナンバーに一律に取り入れ、希望者に交付する。

 中尾さんは同校の美術・工芸科に在籍し、授業中にデザインを考えた。ステンドグラスをイメージして、長崎市の平和祈念像と大浦天主堂、佐世保市のハウステンボスの風車を表した。背景は、平和を願って青い空にしたという。取材に「自分がデザインしたナンバープレートを付けて走る車を見るのが楽しみ」と喜んだ。

 アンケートは最終候補に残った6点について「最も取り付けたい作品はどれか」「県の魅力を発信する『走る広告塔』になり得る作品はどれか」を聞いた。県地域づくり推進課によると、727人から回答があり、中尾さんの作品がいずれの質問でも最多の票を集めた。

 優秀作品は次の通り。(敬称略)  ▽新郷優翔(県立波佐見高1年)▽深川紗弥(活水女子大2年)

最優秀作品に選ばれた中尾さんのデザイン(長崎県提供)

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