今年も柿ワインが完成 地元団体 逸品を市長へ 川崎市麻生区

福田市長に今年のワインを手渡す飯草会長(左)

 柿生禅寺丸柿保存会(飯草康男会長)メンバーらが12月12日に市役所を訪問し、福田紀彦市長に今年完成した禅寺丸柿ワインを寄贈した。

 日本で最初の甘柿として、鎌倉時代に区内王禅寺の山中で偶然発見されたという「禅寺丸柿」。この柿を使ったワインは1996年から製造と販売が行われており、99年からはかわさき農産物ブランドにも登録されている柿生地区を代表する農産加工品。

 今年の柿ワインは9月下旬から10月中旬にかけて収穫された禅寺丸柿で製造。飯草会長は「夏に雨が多く気温が低かったことが柿には良く作用し多くの収穫があった。ぜひ市のPRなどで使って頂きたい」と話し福田市長に新作ワインを手渡した。

 この日は新作と昨年の柿ワインの飲み比べも行われ、試飲した福田市長は「昨年のワインは熟成しているが今年のはまろやかで新鮮な味わい。色もフレッシュで和食にも合いそう」と話していた。

 今年は4500本のワインが製造され、市内の酒販組合加盟店やセレサモス麻生店などで販売されている。

昨年と今年の柿ワインで飲み比べも行われた

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