力士の安全を祈願 大相撲 中川部屋 川崎市川崎区・川崎市幸区

厳かに行われた神事

 幸区南加瀬にある大相撲中川部屋で今月10日、「神棚御霊(みたま)入(い)れ、安全隆昌祈願祭」が行われた。

 同部屋は今年6月、川崎区大師河原から現在地に拠点を移し、7月に土俵を完成させた。稽古場には神棚を設置したが、本場所や巡業などが続き、これまで御霊を入れることができなかった。

 この日は中川親方(元旭里)をはじめ、所属力士や地元支援者らの立会いの下、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)の岩澤具治(ともはる)宮司が神事を執り行った。祝詞を詠みあげ、真榊を捧げ、力士たちの安全と部屋の発展を祈願した。

 佐々木恵太東京後援会長は「皆様の温かい協力があって部屋を作ることができた。地域密着を図るためにも開かれた部屋にしていきたい」と語った

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