秦野市市長公室広報課の上松太一さん(42・室町)が、同市管理職としては初の育児休業を取得し、新米パパとして子育てに奮闘している。
上松さんは、今春の新任管理職研修で、配偶者の就業や育児休業の有無に関わらず、職員は育児休業を取得できることを知ったという。当初はそこまで深く考えていたわけではなかったというが、妻の出産後にサポートを受けることが難しくなったため一念発起。「出産後に少しでも妻にゆっくりしてもらいたい」と、迷わず上司に相談した。
市では、勤務の効率化や休暇取得の「働き方改革」を進めており、上司はこれを快諾。仕事の段取りをつけ、上松さんは育児休業に入った。
家庭での役割は家事全般。そしておむつ交換にミルク作り、お風呂など。夜中に泣き声が聞こえれば、妻よりも早く起き上がり子どもをあやす。
とても貴重な経験をさせてもらっているという上松さんは、「この時間をくれた仲間に感謝している。これを機に、多くの人が育児休業を取れるようになってほしい」と話した。