神奈川県農協茶業センター(山北町川西)の沼田照義社長と福野学専務、生産者代表で茶業運営委員長の細谷善國さんが13日、県庁を訪問し、黒岩祐治知事に「足柄茶」を寄贈した。
1963年から続く「足柄茶」の社会貢献事業で、県を通じて県内252カ所の高齢者福祉施設に配布され年末年始の食卓などに上がっている。
「未病を治す」
足柄茶は県内の荒茶工場でつくられた荒茶を一元集荷、仕上げ加工し、「足柄茶」の統一ブランドで販売している。全国でも珍しい取り組みで生産者の安定経営を支えている。
山北町川西に併設されている直売店が県の「未病いやしの里の駅」に登録されていて、お茶の抗酸化作用や抗がん作用、生活習慣病の予防などに役立つことから「未病を治すスポット」としても位置付けられる。