美田前学長に名誉教授 市立看護短大で初の称号

 川崎市は26日、川崎市立看護短期大学の美田誠二・前学長(67)に同短大で初となる名誉教授の称号を贈った。市役所で同日、授与式が行われ、美田さんに福田紀彦市長から称号の証書が手渡された。

 美田さんは市立川崎病院内科勤務を経て、1995年の市立看護短大の開学とともに教授に転任。以後、今年3月末の退任まで22年間にわたり、病態治療学などの科目を担当した。2011年4月に学長に就き、6年間務めた。

 同短大では、名誉教授の称号を設けていなかったが、美田氏の功績をたたえようと退任後に規定を設け、第1号として推薦することを決めた。

 福田市長は「長きにわたって有為な人材を育て続けてくれたことに感謝を申し上げたい」と敬服。美田さんは「教え子が育っていく様子を見ることがうれしく、やりがいがあった。これを機にさらに川崎のために頑張りたい」と述べた。

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