サッカー元日本代表・北澤さん、障害者理解訴え 海老名

 障害者理解を地域全体で深める目的の講演会「海老名市こころのバリアフリー」がこのほど、神奈川県海老名市めぐみ町の市文化会館大ホールで開催された。サッカー元日本代表で障がい者サッカー連盟会長を務める北澤豪さんがスポーツを通じた相互理解への期待などを語り、約650人が耳を傾けた。

 北澤さんは「みんなが認め合う社会をめざして」と題し、障害者がプレーするサッカーの現場を紹介。視覚障害者による「ブラインドサッカー」や聴覚障害者の「デフサッカー」と障害に応じた競技がさまざまあることや、応援する人々の存在が選手のプレーを後押しすることなどを説明した。

 講演会は、市内障害福祉関連の事業所や団体などでつくる実行委の主催で今年で15回目。

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