時津町給与水準、国並み 長崎県と他市町は下回る

 長崎県は、4月1日時点の県内自治体の一般行政職の給与水準をまとめた。国家公務員の給与を100とするラスパイレス指数は、県は、前年と同じ98・5で全国都道府県中40番目の低さ。市町別では、西彼時津町が100・3(前年同期比3・0ポイント減)で最も高かった。

 県によると、同町は、国家公務員で勤務成績が良好な場合に限っている55歳以上の昇給を、昨年度まで定期昇給にしていたことなどが影響し、県内市町では依然として高いという。

 このほか、100を超えた市町はなく、佐世保市99・6(同0・1ポイント減)と西彼長与町99・6(同1・3ポイント減)、松浦市99・5(同0・4ポイント減)と続いた。最も低かったのは、北松小値賀町96・4(同2・3ポイント増)だった。

 県内21市町の平均は98・3(同0・1ポイント減)で、全国の地方公共団体の平均を0・9ポイント下回った。

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