不適正経理などで県立高教諭ら処分

 県レスリング協会の不適正経理問題で、県教育委員会は27日、元協会役員で横浜市内の県立高校の男性教諭(62)を停職6カ月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職した。

 県教委によると、領収書を偽造するなどし、実際には支払っていない謝金や交通費を補助金で支払ったと虚偽報告した。不適正処理額は969万円に上り、うち466万円は使途不明。

 また、県高校体育連盟レスリング専門部の不適正経理問題に絡み、いずれも元役員で横浜市内の県立高校の男性教諭(53)、別の男性教諭(32)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。虚偽の旅費伝票を作成して関係者の昼食代や県外旅費に充てるなどし、計92万円を不適正に処理していた。

 このほか、県は同日、交通事故を起こした保健福祉局の男性担当課長(57)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。6月に三浦市内で自家用車を運転し、80代女性と接触、左手首骨折などのけがを負わせた。

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