「リベリアの怪人」が大統領就任か

現地時間12月26日に行われたリベリア大統領選の決選投票。ジョージ・ウェア氏が新大統領に選出される可能性が高そうだ。

驚異的な身体能力と抜群の得点能力でバロンドールも受賞した、「リベリアの怪人」こと、ジョージ・ウェア氏が、母国リベリアの大統領になるかもしれない。

2度目の大統領選。ジョージ・ウェアはリベリアを率いることになるか

引退後、政治家に転身し、現在同国の上院議員として活動している同氏は、2005年にも大統領選に出馬し、今回2期満了で大統領職を退く、エレン・サーリーフ氏に決選投票の末に敗れている。

それから12年。再び挑んだ大統領選はウェア氏優勢のようだ。イギリスの「Mirror」紙などは当確との報道をすでに出している。

経済が破滅的な状況にあるリベリアは、エボラ出血熱の被害からも立ち直ろうとしている最中で、課題山積だ。決選投票の相手である現副大統領のジョセフ・ボアカイ氏は、長きにわたり公職についてきたものの、汚職とは無縁のクリーンなイメージがあるのだという。

ACモナコや、ACミラン、チェルシーなどでプレーしたウェア氏の、政治家としての経験不足を指摘する声もあるようだが、同氏は果たして大統領に選出されるのだろうか。

リベリアの新大統領ジョージ・ウェア。その現役時代と政治的評価ペペ土屋のTwitter

© 株式会社愛幸