箱根駅伝コース 歩いて路面点検

 来年1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)を控え、湘南建設業協会などは25日から4日間、駅伝コースにあたる小田原市や箱根町の国道1号で巡回、路面点検などに取り組んだ。

 同協会によると、同協会加盟社などから約60人が参加。小田原中継所から箱根・芦ノ湖までの約20・8キロをパトロールした。4日間かけてコースを実際に歩き、道路に穴が開いていないかなどを確認したほか、落ち葉やごみなどを拾った。

 例年は主に車を使っていたが、今回は初めて小田原中継所からの全行程を徒歩でチェック。箱根山・大涌谷の火山活動が沈静化して以降、同町内を訪れる観光客数が増え、駅伝の沿道の観戦客も増加が見込まれることなどから、徒歩で時間をかけて点検した。

 同協会は「今まで見つけられなかったような不備も歩いたことで見つけられ、充実した点検になった。選手や観客の安全につながれば」と話していた。

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