2018W杯こそ信頼してもいい!? 英紙が期待するイングランド代表の柱2人

2018ロシアW杯での躍進が期待されるイングランド代表 photo/Getty Images

イングランド代表は国際大会で優勝候補の一角に挙げられるチームだが、近年は期待を裏切り続けてきた。

EURO2008ではまさかの本選出場を逃し、2010南アフリカワールドカップではグループステージから低調な戦いが続き、準々決勝でドイツ代表に完敗。EURO2012でも得点力不足に苦しみ、準々決勝でイタリア代表相手にPK戦で敗れた。2014ブラジルワールドカップではウルグアイ代表、イタリア代表と同居する難しいグループに入ったとはいえ、あっさりとグループステージ敗退。そして世代交代を果たしたEURO2016では決勝トーナメント1回戦で伏兵アイスランド代表に敗れてしまい、サポーターからの信頼を失ってしまった。

しかし、2018ロシアワールドカップでは今度こそ上位に進めるのではないか。英『Daily Mail』はそんな期待を抱いている。その理由はプレミアリーグで爆発するトッテナムFWハリー・ケインとマンチェスター・シティFWラヒーム・スターリングの存在があるからだ。

ケインは2017年を最高の形で締めくくり、この1年ではリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを抑えて欧州五大リーグで最も多くの得点を決めた選手となった。この得点力はイングランド代表にとって大きな武器だ。

スターリングはジョゼップ・グアルディオラの下で成長し、今では得点を奪えるサイドアタッカーになった。驚くべきことに現時点ではFWセルヒオ・アグエロよりも多いリーグ戦13得点を記録しており、もうただスピードがあるアタッカーとの印象は消え去ったと言える。

同メディアはここにマンチェスター・ユナイテッドで出場機会を得ているFWマーカス・ラッシュフォード、MFジェシー・リンガード、ケインとコンビを組むトッテナムMFデル・アリ、レスター・シティでチームトップの8得点を挙げているFWジェイミー・バーディ、リヴァプールで調子を上げつつあるMFアレックス・オックスレイド・チェンバレンなどがおり、オプションも不足していないと強調している。

確かに彼らが今と同じパフォーマンスを代表でも見せてくれれば、イングランド代表にはかなりの期待が持てる。今度こそ信じていいのかと疑っているサポーターも多いだろうが、ケインとスターリングを中心とする新世代チームはロシアの地でどこまで勝ち進めるのか。

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