現在ジョゼップ・グアルディオラがマンチェスター・シティで展開しているフットボールは元バルセロナMFシャビ・エルナンデスが好むスタイルだ。バルセロナとは違いがあるものの、常にボールを大切にして攻撃的に振舞う理念は同じだ。ここはグアルディオラも全くブレていない。
英『Daily Mirror』によると、シャビはグアルディオラのサッカーがプレミアリーグで快進撃を見せていることを喜んでいる。なぜなら、無冠に終わった昨季はグアルディオラの哲学がプレミアリーグで通用しないとさえ言われたからだ。それが覆る結果となり、シャビはバルセロナのDNAがプレミアをも魅了していることを嬉しく思っていると語っている。
「シティはバルセロナのDNAでプレイしている。それは驚くことじゃない。ペップはそのDNAを持っていて、それがチームに伝わったんだ。彼らの連勝記録も、バルサの3冠もたまたま起こることじゃない。それが起こるのはペップが勝利に執着しているからさ。彼は負けることを嫌うし、それが選手たちに伝染するんだ。昨季人々はペップにプレミアのスタイルに適応すべきだと意見していたが、ペップはそれを拒否した。そして今ではシティのサッカーがプレミアリーグ史上最高のものだと言っているんだ」
昨季はプレミア独特のロングボール攻勢に耐え切れず終盤に失点したり、高い最終ラインの裏をカウンターで突かれるシーンなども目についた。グアルディオラとてプレミアで成功を収めるのは簡単ではないと言われたが、今ではプレミア記録を更新しながら首位を爆走している。
すでにマンCをプレミア歴代最強クラスのチームと見る向きもあり、恩師グアルディオラがイングランドで革命を起こしている姿をシャビも楽しんでいるようだ。